あの、団地の部屋お借りします
「しあわせは食べて寝て待て」は水凪トリさんの漫画。2022年2月現在2巻まで発売中。
「しあわせは食べて寝て待て」はどんな漫画?
免疫系の持病により週4パート生活の麦巻さとこ。新居は築45年家賃5万円の団地。 大家の鈴さん、ウンチク好きの料理担当司(つかさ)と出会い、新しい一歩を踏み出す。
主人公は麦巻さとこ、38歳、女性。持病により体調を崩しやすく、前職を退職し今は週4で働くパート生活。
そんなさとこが安い家賃を求めてたどり着いたのが今の団地。お隣に住む大家の鈴さん一家と懇意になり新しい生活を謳歌している。という日常系。
タイトルのようにおいしそうな食べ物がたくさん出てきます。さとこが薬膳の勉強をするのでそのあたりの豆知識もあったりします。
「しあわせは食べて寝て待て」の面白いポイントは?
個人的にはこういう日常系の漫画はどれだけ「共感」できるかで面白さが大きく変わると思っています。
例えばさとこのように病気がちで会社に迷惑かけてる!と悩んだり、鈴さんに親切にされて少し泣きそうになったりと現実でありそうな状況をどれだけ共感しながら見られるかがポイントだと思っています。
例えば、1巻でさとこが青山さんという方と夕飯を食べに行く回があるのですが、そこで青山さんが話す「ネガティブ・ケイパビリティ」
作中では「自分ではどうにもならない状況を持ちこたえる能力」と説明しています。何ができるかより、できない自分を受け止める能力が必要じゃないかと青山さんは言います。これにはさとこも病気がちで他人に気後れしていた自分を励まされたようで少し元気が出ていました。
こんな考え方があるなんて、と僕も感激しました。社会人はやはり結果を出してなんぼの世界ですから悩んでメンタルをやられる人が少なくありません。そんな方にはこの考え方を教えたくなりますよね。ここで共感が生まれこの漫画の世界により引き込まれました。
「しあわせは食べて寝て待て」はどこで読める?
スーフルで1話と番外編等のミニ漫画が読めますよ!
まとめ
今回は「しあわせは食べて寝て待て」を紹介しました。正直男の僕よりやはり女性の方が共感できる部分は多いのかなと思いました。
でも面白いものは面白い。これ漫画の真理ネ。
興味が少しでも湧いた方はどうぞ読んでみてください。
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