「それでも町は廻っている」の石黒正数先生の作品「天国大魔鏡」の3巻の感想・ネタバレです。
このマンガがすごい!2019のオトコ編1位
前回のあらすじ
キルコとマルは町に着くなりもめ事を起こし、施設では子供たちに恋愛感情が芽生え始め平穏が崩れ始めていた。
今回の重要キャラ
キルコ
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
マル
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
各話内容
第14話 タラオ②
マルの過去の話。大災害の年に生まれ、転々としながら最後は大きな自警団に引きと取られそこで働いていた。そこにミクラさんが彼を引き取りに来て、ヒルコを倒す「マルタッチ」を教わる。
現在、顔が割れているマルを置いてキルコはひとり町に戻り情報を集める。
そこで「復興省」の話を聞く。災害前の文明を復活させるために有能な人材を攫う集団。キルコはマルの探す天国とは前の文明の事ではないかと気づき、マルが攫われている可能性を感じ急いで戻るとそこにマルはいなかった。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
第15話 タラオ③
病状が悪化し昏睡状態のタラオに施設の子供たちは音楽やダンスを捧げる。
次の日、子供たちはタラオが亡くなった事を伝えられお葬式が行われる。
死んだ生徒は二人目でアスラという生徒が過去に自殺をしたようである。
キルコは貴重な地図を買ってきた。二人はそれを見ながら目的地を決めることに。
地図には水の安全度や盗賊や野生動物の目撃地点など細かい情報が記載されている。
その時、二人の元に男が訪ねてくる。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
第16話 100%安全水
100%安全水を求めて来たキルコとマル。
水場の近くで化け物に襲われ倒れてる人を見つける。
クマ型のヒルコが現れキルコは銃で応戦し、倒れたクマ型ヒルコにマルのマルタッチ改め「フェイタル・ダイブ」が炸裂する。だがその化け物はヒルコではなく野生の熊だった。目を覚ました熊から大急ぎで逃げ高台に登るふたりだった。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
第17話 トトリ
熊の討伐時の約束を果たそうと迫るマルにキルコは誤魔化しきれずにいた。
そこへ宿屋の女主人・トトリが止めに来る。マルは自分の部屋に連れ戻されるも逆にトトリに襲われる。しかし胸に触った瞬間、ヒルコの核と同じものを感じる。
トトリを抑え込みキルコにこの事態を教えるために呼ぶマルだが、キルコが見たものは誰もが勘違いする酷い状況だった。
施設では研究員が足跡の犯人はトキオだと気づき始めていた。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
第18話 不滅教団①
不滅教団がいるとされている場所にたどり着いた二人はおびき寄せるために「人食いを殺します」という看板を掲げる。
夜になると謎の男たちに囲まれカフェに連れていかれる。しかしそこは「リビューマン」という反不滅教団の組織だった。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
第19話 不滅教団②
「リビューマン」に不滅教団内部に飼われている可能性のある人食いの殺害を依頼されたキルコとマル。リビューマンのデモをおとりにして教団のビルに潜入する。
キルコとマルは多くの小型のヒルコに襲われる。壁をする抜ける能力で接近するヒルコには銃も効かず、キルコは腕ごと銃を食われてしまう。
出典:石黒正数「天国大魔境 3巻」
感想・考察
今回は結構エッチな展開多かったですね。トトリやトキオなど。まさかトキオが女の子だったとは驚きですね。まぁ僕も含め読者はなんとなく気づいていたとは思いますが…。
そしてキルコの腕が食われてしまった。次回が本当に気になる終わり方…!!
今回気になるのは、園長達の言う「お迎えの日」とは何なのか?また、あらゆる免疫を備えて作られた身体という発言。子供たちは作られた人間なのか?
アスラが新キャラとして出ましたが完全に宇宙人の顔ですね。他の子と違って異様な雰囲気を醸し出すキャラ。しかも故人。
タラオがパワー系の能力者だったという事がさらって語られてましたね。
ミーナがトキオたちの行動を誤魔化すようにカメラの映像を偽装してるのは何故なのかも気になる所ですね。謎は増えるばかり。
コメント