こんにちは。山下真司です。
今回は、漫画・じいさんばあさん若返るの第1巻の感想・レビューを書いていきます。
※ネタバレあります。
- 作者:新挑 限
- 発売日: 2020/06/22
- メディア: Kindle版
あらすじ
あるところに、おじいさんとおばあさんがりました。
50年連れ添った夫婦でしたが、おじいさんは苦労をかけてばかりのおばあさんを新婚旅行にも連れていけなかった事や色々やりたい事をやらせてやれなかった事を後悔していました。
そんなある夜、二人は若返っていました。それに気づいたおじいさんは
「新婚旅行 行ぐど ばあさま!! 」と叫ぶのでした。
各話内容
第1話「若返り」
50年連れ添った夫婦。じいさんは新婚旅行や好きな事をさせられず、足も悪くなって勝手がきかないばあさんに申し訳ないと感じていた。
その夜、2人は何故か若返っていた。
第2話「孫来訪」
孫の未乃(みの)は驚かせようと一人で祖父母の元を訪れる。
若返った二人を見て逆に驚くがすぐに順応する。
若いイケメンのじいさんに懐く孫と喜ぶじいさん。
ばあさんは静かに怒っていた。
第3話「ゲートボール」
公園でゲートボールを楽しむ老人たち。
最近姿を見せないじいさんばあさんを心配していたが、なぜか若返ってきた二人。
イケメンのじいさんに沸く奥様方、美人で優しいばあさんにドキドキする男衆であった。
第4話「息子の嫁」
回想
老夫婦の身体の心配をし、同居しようと提案する長男。
しかし、歴史のある土地を離れるわけにはいかないと断るじいさん。
ばあさんはじいさんの傍にいられればどこでも良いと言う。長男嫁は老夫婦の愛に感心していた。
現在
ばあさんに荷物を届ける嫁。だがそこには見知らぬイケメンが・・・。
じいさんばあさんの若返りを知らなかった嫁は超タイプのじいさんにドギマギする。自分が二人の愛を壊しそうになっていた。
第5話「プレゼント」
回想
折込のチラシを片付けるばあさん。綺麗な洋服が目に入る。
それに気づくじいさん。
現在
今日はどこかに出かけていたじいさん。テーブルの上に小包。
ばあさんが開けるとそこにはチラシに載っていた洋服が。
驚くばあさんに、「ワシはなんもしとらん」とじいさん。
じいさんの背中に顔をうずめるばあさん。
第6話「面会」
若返ったじいさんばあさんに驚きを隠せない長男。
じいさんにベタベタする孫に吠える嫁。
落ち着かない事態にとりあえず帰ろうとする長男。
帰り際にばあさんに頭を撫でられ昔を懐かしむ長男だった。
第7話「壁ドン」
孫のすすめで学生の恋愛ものを観るじいさんばあさん。
壁ドンシーンを見てやってみたいと頼むばあさん。
思ったほどでもないと言うじいさんだがばあさんは満更でもなかった。
第8話「再現」
じいさんばあさんの馴れ初めを聞いて驚く孫。
当時お見合い結婚させられそうになったじいさんだったが、ばあさんはその相手に会いに行き直接引かせたらしいと聞く。
孫はそれを再現してほしいと頼む。ばあさんの凄みを見てじいさんは惚れ直す。
第9話「肩もみ」
若返る前から肩もみはじいさんの担当。
若返っても肩こりは取れずいつもどおり肩もみをするじいさん。
気持ちよくて変な声が出るばあさん。
じいさんが辞めようとすると「もう、終わりか?」と残念がるばあさんに負ける。
第10話「農業」
地元の学生たちは農家はダサくて年寄りがやる仕事だ、早く都会に行きたいとぼやく。
道沿いでばあさんの働く姿を見てその美しい容姿に誰だ?誰だ?とテンションが上がる。
迎えに来たじいさんと去る姿を見て、田舎も悪くないとつぶやく。
第11話「ゴミ拾い」
ゴミ拾いに勤しむ老人たち。ばあさんに褒められて血圧があがる男たち。
袋いっぱいに拾ってきたじいさんだが、自分ではなく構ってほしい他所の奥様方が拾って入れていた結果だった。
しかし、じいさんばあさん二人のラブラブな世界にはとてもじゃないが近寄れる雰囲気ではなかった。
第12話「夜尿」
トイレが近く夜におきがちだったじいさんだが若返ってもそれは変わらなかった。
心配するばあさんだったが、原因は若返ったからこそだと聞かされ逆に眠れなくなったばあさんだった。
第13話「方言」
じいさんばあさんの家を訪れた孫だが見知らぬお婆さんが現れる。方言がキツ過ぎて何を言ってるかわからず困惑する。
帰ってきたばあさんに助けられ、そのお婆さんが魚屋だと分かる。魚屋のお婆さんにひ孫の嫁に来ないかと誘われる孫だが、ばあさんに庇ってもらいその母性に惹かれる孫であった。
第14話「雪かき」
腰の悪いじいさんの代わりに雪かきをする婆さん。じいさんは身体が言う事聞かなくなり雪かきひとつ出来ず支えられなくなる日が近づいてると思うとやるせない気持になっていた。
若返ってからは張り切って雪かきをするじいさん。50年共に過ごしたからこそこれだけ頑張れると笑うじいさん。かっこつけてるだけでしょ!と笑うばあさんだった。
第15話「おしゃれ」
最近のおしゃれをばあさんに教える孫。二人とも若返ったのにおしゃれしないのは勿体ないとぼやく。ばあさんはおしゃれしなくても見てくれる人がいる必要ないよと説く。
しかし、孫に逆に言いくるめられるばあさんだった。
第16話「背中」
しわの多いかっこ悪い背中だと言うじいさんだが、その背中が家族を支えてきたとフォローするばあさん。
若返ったあとは綺麗な背中で逆にしわが少なすぎるのも情けないなぁとぼやくじいさん。婆さんはその背中をみて「私と共に老いてきた私だけの背中」と愛おしく感じていた。
第17話「害虫」
ばあさんと嫁が一緒にごはんを作っている。嫁の目の端にGの影が見える。
その瞬間新聞紙が飛んでくる。ばあさんの高速たたきからGは逃げ延びる。
鈍ったというばあさんに引く嫁。
若返り後に同じシチュエーション。朝ドラのドロドロした話をする嫁。すると目の前にGが。
瞬間新聞紙でつぶすばあさん。「隙を見せちゃいかんよな」とばあさん。
ばあさんは嫁にじいさんを渡す気はサラサラない模様。
第18話「葬式」
友人の葬式に参列するじいさん。その後居酒屋の席で他の友人たちと落ち合う。
若返ったことをからかわれるじいさん。三人の席にもう一つビールが置かれる。
今日だけは四人で飲むようだ。
第19話「発汗」
歳を取ると汗が出ず冷える。
若返ったのばあさんは少し動いただけで汗が止まらず一枚、また一枚と脱ぐ。
買い物帰りのじいさんはばあさんの蒸気した姿に人間火力発電所になる。
第20話「市場」
若返ったので久々に駅前の商店街に来たばあさん。
閑散とした光景に時代の移り変わりを感じる。しかし少しだけ時代に逆らってみようと店の前で大学いもを頬張る。
美しいばあさんの食べる姿をみて周辺の人もお店に入り始める。
第21話「生け垣」
生け垣の手入れをするじいさんばあさん。そこへ家の生け垣の手伝いをすることにぼやく学生。しかしじいさんの電動のこぎりさばきを見て憧れるのであった。
第22話「荷物整理」
じいさんはいつの時代もばあさんの前で格好をつけたい。
座布団を運ぼうとするがけつまずきばあさんに支えられる。
「そんなに頑張らなくてもとうの昔にワシはアンタに堕ちとるよ」と。
第23話「サプライズ」
大きな砂時計の夢を見たと話す二人。同じ夢を見たようだ。
今日は結婚記念日。58年目。
お互い何も用意してないというがばあさんが冷蔵庫を開けるとじいさんの用意したケーキが。ばあさんも赤飯作っていた。
サプライズなんてするのはばあさんだけだよと笑うじいさん。
まとめ・感想
まずは一言「新婚旅行 行けよ!!!」
元はSNSで投稿されてた漫画をまとめたものみたいですね。
じいさんとばあさんが基本的にラブラブする話。
内容として、まだ出てきてない家族が気になるところ。さらっと出てきた砂時計の話は二人の若返りが有限なことを表しているのででょうね。
個人的には長男の嫁がどう動くか気になるところ。
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