魔法が全ての世界で魔法を使えない少年が、幼馴染との約束を果たすため魔導師の頂点を目指す。大森藤ノ原作による『杖と剣のウィストリア』は、魔法至上主義の世界に一石を投じる、爽快なファンタジーアクション。
漫画「杖と剣のウィストリア」レビュー・感想
作品情報
- タイトル: 杖と剣のウィストリア
- 作者: 大森藤ノ(原作)、青井聖(作画)
- 巻数: 既刊10巻
- 連載誌/アプリ: 別冊少年マガジン
- 出版社: 講談社
あらすじ
魔法を使えない少年・ウィル。幼馴染のエルファリアとの約束を果たすため、彼は魔導師の頂点「至高の五杖」を目指し、剣術の腕を磨く。魔法を重視する世界で剣術という異端の道を選んだウィルは数々の試練を乗り越えていく。
作品の見どころ・魅力
魔法vs剣術の対比
魔法が絶対の世界で、剣術という異端の道を選ぶ(選ぶしかなかった)主人公の戦い方が痛快。
成長物語
弱者から強者へと成長していく主人公の姿が読者を惹きつける。
魅力的なキャラクター
ウィルをはじめ、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩る。
友情と絆
幼馴染との約束や仲間との絆が物語を深くする。
個人的な感想
設定は正直ありきたりだなと。魔法主義の世界で剣術を磨く主人公がおちこぼれと蔑まれながらも頑張っていくという感じ。どうせ覚醒するんだろうなぁと思っていたらもちろんした。
でも「ダンまち」の作者が原作だからと読み進めたらやっぱり面白い。物語は王道ながらも引き込まれる魅力的な展開がいい。魔法の造形や演出もカッコよくて作画の青井先生も素晴らしいよね。まさかのダンまちキャラも出てきて胸熱だったし。(スターシステムかもしれないが)
最後に大森先生、頼むから身内をサクッと殺すのはやめてくれ・・・。結構グサるんです・・・。
まとめ
『杖と剣のウィストリア』は、魔法と剣術という対比が印象的なファンタジー作品。魔法がすべての世界で、剣術という異端の道を進む主人公の成長物語は、読者に爽快感と感動を与える。剣術アクションだけでなく、友情や絆、そして自己成長といった普遍的なテーマも描かれており、幅広い層に楽しんでもらえる作品だ。